生命活動の大枠を規定するゲノムに注目し、研究するコースです。ゲノムには多数の遺伝子が含まれ、それらの総体が生物の機能を規定しています。ゲノムの全遺伝子の機能を理解し、状況に応じて必要な遺伝子だけを選択して発現する仕組みの理解を目指します。
多くの生命活動の担い手である蛋白質に注目し、研究するコースです。遺伝情報のほとんどは蛋白質の設計図といえます。遺伝子の情報を利用して蛋白質が合成される仕組み、蛋白質分子が立体的に折りたたまれて、多様な機能を発揮する仕組みの理解を目指します。
生命活動の最小単位である細胞に着目し、研究するコースです。細胞にはゲノム、蛋白質、その他の分子などが秩序だって存在し、それらが協調して働いています。細胞や細胞小器官を舞台とした多数の遺伝子と蛋白質が織りなす複合系の生命現象の理解を目指します。
現代の生命科学は生物、物理、化学の融合学問として発展してきました。今や生命現象を司る構造や反応機構は原子レベルまでわかりつつあります。このような新しい生命科学の題材の1つとして光合成を取り上げ、光合成の諸問題の解明を目指します。