2025.03.12
修士課程修了生の鬼頭健太郎さんを筆頭著者とした論文がBiophysics and Physicobiologyに掲載されました
鬼頭健太郎さん(金子研修士課程修了生)を筆頭著者とした論文”Electrophysiological analysis of hyperkalemic cardiomyocytes using a multielectrode array system”がBiophysics and Physicobiologyに掲載されました。
本論文は、高カリウム血症が心筋細胞の細胞外電位に与える影響を多電極電位計測システムで調べたものです。細胞培養培地中のカリウム濃度が上昇すると、拍動間隔に相当するスパイク間隔(ISI)は延長し、細胞外電位波形の勾配(dV/dt)は減少、心電図のQT間隔に相当する細胞外電位持続時間(FPD)は短縮、細胞外電位の伝導速度は低下します。カルシウム療法では、ISIの延長は改善されたが、dV/dtの減少やFPDの短縮、伝導速度の低下は回復しませんでした。この結果は、高カリウム血症の心筋細胞に関する理解を深め、高カリウム血症の治療において有用なものであると考えられます。
Kentaro Kito, Masahito Hayashi, Tomoyuki Kaneko
Biophysics and Physicobiology, Vol.21 Issue 4, e210026 (2024)
https://doi.org/10.2142/biophysico.bppb-v21.0026